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2016年4月の住宅着工は前年同月比+9%と増えた。近畿圏の伸びが要因。

投稿日:2016年5月31日

2016年4月の住宅着工戸数が国土交通省から発表されました。戸数で8万2398戸で前年同月比+9.0%と増えました。全業態がプラスで、特に貸家が前年同月比+16%と大きく増えたことによります。

持家は2万3567戸で前年同月比+1.2%と増えました。首都圏は前年同月比▼0.9%で中部圏も▼4%と前年割れとなりましたが、近畿圏が前年同月比+8.4%と増やしたためです。特に大阪府が前年同月比+10%と兵庫県が+8%と増えています。ただ20の県が前年同月比でマイナスですから全般的には低迷していると言えて、その中で近畿圏が押し上げたと言えます。

貸家は3万5504戸で前年同月比+16.0%と大きく増えました。2ケ月連続で3万戸超えで、昨年6月以来の3万5000戸超えと好調です。ここでも近畿圏が前年同月比+57%と大きく増やしています。大阪府が前年同月比83%と大きく伸ばして、兵庫県も47%と増えています。また前年同月割れが16の県もあり、都市が伸ばしている構図はかわりありません。戸数上位9都府県で全体の64%を占めています。

マンションは1万1936戸で前年同月比+7.8%と増えました。こちらも大阪府が前年同月比+35%と増やしています。東京都が前年同月比+0.9%ですから、その伸びは顕著です。そして着工ゼロが22県もあります。

新築一戸建て分譲は前年同月比+10.5%と伸ばしました。首都圏が前年同月比+10%で近畿圏+12%で、その他地方も+16%と全国的に伸ばしています。ただ戸数としては首都圏が5145戸で全体の47%と半分を占めている構図は変わりません。100戸以下の着工の県が28県もあり大都市中心となっています。

このように大阪府全体では前年同月比+45%と大きく増やして戸数としても東京都・神奈川県に次いで3位に入りました。今月の伸びは大阪府を始めとする近畿圏の伸びが大きな要因といえます。

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