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越谷レイクタウン駅周辺の新築一戸建て分譲の販売が厳しい。

投稿日:2016年2月10日

越谷レイクタウンの新築一戸建て分譲住宅の販売が厳しいものとなっています。
レイクタウン駅徒歩20分以内の現在の販売中は202戸で販売平均は4813万円です。ただ12月の契約は13戸で契約平均価格は3919万円ですので、販売中との価格差は▼894万円(▼19%)と大きなものがあります。これは値引きというより契約では3000万円台が多いのですが、販売中は5000万円以上が多いためです。
 この新築一戸建ての販売中はほとんどが完成在庫で潜在的販売区画数は400区画を超えます。総区画数で1500区画前後なので、販売中と潜在的在庫を含めると600区画となり総区画数の4割がまだあるということになります。
 12月の契約が13戸ですから、600戸の完売には早くとも4年はかかるということになります。
 しかし、レイクタウンの地元需要はわずかに年間45戸しかないので、年間150戸のうちの100戸は地元外需要で契約しなければなりません。
 その地元外需要の獲得においては、2つ先の駅の吉川南駅も大規模土地開発で潜在的販売は数百戸になり、ライバルとも言えます。
 また武蔵野線の駅ですから、東京に行くには南越谷駅か南浦和駅か武蔵浦和駅での乗り換えが必要になります。その点においては京浜東北線沿線や埼京線沿線物件や伊勢崎線沿線物件より交通的な魅力が薄いといえます。
南浦和駅徒歩20分以内の新築一戸建ての販売平均は4237万円でレイクタウンより▼576万円安いです。土地が85㎡と小さいためで、日当たりなどは悪いのですが、公立教育レベルの高さで有名なさいたま市ですので、住宅ローンが組める人は南浦和駅が優先されます。
伊勢崎線においてはせんげん台駅などが閑静な街として人気です。そのせんげん台駅徒歩10分の販売平均は2980万円と安くて、この安さには勝てないです。
このようにレイクタウン駅周辺物件の地元外需要の獲得は厳しいものがあります。
更に株式市場の急落により年収800万円以上の「中の上」層の購買意欲が今後鈍ってきますので、販売平均4800万円の契約は今後は低迷すると考えられます。

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