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今週の新築一戸建て分譲の新規販売をみると人気立地の割合は増えていて、価格が上がっている。

投稿日:2013年11月23日

新築一戸建て分譲住宅の消費増税駆け込み需要がヒークを過ぎて、あとは3月までに完成して、消費増税期限前に引渡しを受けるものが来年2月くらいまで続くと考えられます。その中、消費増税以降の引渡し後となる物件の新規販売が出てきています。平均販売価格は4246万円で現在販売中の平均価格の3157万円から1000万円も高くなっています。ただ、92件中47件が東京都で横浜市が15件と人気立地の物件が多いので決して割高とはいえいところもあります。また郊外物件が減り、2000万円以下が減ったこともあります。

その先週以降に新規販売となった新築一戸建て分譲92件の中で特徴的なのが

■横浜市中区本牧元町の3棟分譲

横浜の本牧なので本牧埠頭の近くで本牧市民公園など近くて「港・ヨコハマ」が満喫できる場所です。それで土地80㎡・建物96㎡で4695万円からなのである意味でお買い得と言えます。ただ欠点が、最寄駅の根岸線・山手駅まで徒歩35分か石川町駅までバス20分なので通勤はかなり不便ということです。近くの本牧埠頭の工場などに通う人にはいいので、その人達にとっては絶好の物件といえるでしょう。

■品川区双葉の2棟分譲

品川区の新築一戸建てがなんと4280万円で買える物件です。土地が42㎡で建物が76㎡の3LDKですので少し狭いですが、三人家族ならなんとかなります。最寄駅はJR横須賀線の西大井駅より徒歩5分ですから交通利便性も抜群です。なんといっても東京の都心3区の品川区ですからアドレス抜群で2棟分譲もかなり早く売れるでしょう。オープンハウスらしい物件と言えます。

■杉並区梅里の3棟分譲

人気の杉並区でも人気の中央線の高円寺駅徒歩15分と立地で5180万円とお買い得です。ただ環状七号線が近いので少々うるさいのが欠点であのと、土地63㎡なので少々小さいことです。それでも建物は95㎡あるので使いやすいと言えます。

これらのように、アドレスの良い少棟分譲が出ています。特徴は人気エリアですが、その中では立地が悪いということと土地が小さいということです。それさえ我慢できればお買い得と言えます。

逆に郊外物件は全般的に価格が上がっています。それも全体の平均価格を上げた原因になります。

例えば、東武野田線の南桜井駅徒歩5分で2380万円がありますが、土地が103㎡とこのエリアの物件としては小さいです。販売価格をあげずらいので土地を小さくしてきたのですが、ある意味で中途半端な価格になっています。以前であれば100㎡であれば1980万円くらいで売っていた物件もあるので価格が上がっています。2380万円となると東武伊勢崎線で探せますので、野田線は敬遠されることが多いです。ただこの物件が先週以来販売された物件の最低価格となるので、1980万円物件が無かったということからすればこの価格も納得できます。ただ周辺家賃相場は5万円くらいですから家賃並みの住宅ローン額からすると2000万円前後となりますので、+400万円は結構キツイものとなり、地元賃貸需要は動きずらくなります。

またJR京浜東北線・蕨駅徒歩10分で3980万円で出ています。これも以前であれば3480万から3680万円くらいで物件がありましたから、価格が上がっているといえます。特に周辺家賃が7万円以下が多いので、3980万円となると住宅ローンの月払いが10万円くらいになってしまうので地元賃貸客は買えない価格となってしまいました。

このように全般的に価格が上がっているために、価格弾力性の低い低額物件は魅力が薄くなっていますが、土地を小さくしたり、人気アドレスの中で悪い立地にして価格を抑えるなど価格弾力性の高い高額物件は面白い物件があるのが特徴的です。

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