投稿日:2013年11月18日
住宅ローン金利が低下しています。代表的なフラット35の長期で2%を切るものが多くなってきました。一時期は2%以上ばかりとなりましたが、アメリカの金融緩和の継続などにより日本の長期国債10年ものの金利が0.6%を切るまでになり、35年長期固定ローンの最低金利が1.810%まで下がっています。
平成25年11月に適用される住宅金融支援機構のフラット35の代表的な金融機関の金利は
フラット35・21年以上固定の金利
・三井住友信託銀行、全宅住宅ローン、SBIモーゲージ 1.810%
・りそな銀行 1.910%
・みずほ銀行 2.030%
などとなっていて、メガバンクでも2%以下で借りられるまで下げてきました。また、変動金利となると1%以下のものもあります。
それは日本の国債の10年ものの金利が低下しているためです。5月以降の推移をみてみると
5月1日は0.591%と超低金利であったものが、アメリカの金融緩和の年内終了見込みという報道を受けて急騰して、5月15日には0.868まで上げました。その後もじりじりと上げて5月29日には0.937%となり、いよいよ1%突破で超低金利が終了かと思われました。
ただ、日銀の異次元金融緩和による日銀の国債買い上げなどが功を奏して、6月以降はジリジリ下げていきました。
そして10月は0.6%台で推移して、10月30日はとうとう0.6%を切り0.597%まで下げました。そのために11月のフラット35が1.810%となったのです。これらは、アメリカの金融緩和の維持通しが発表されるなどによるもので、11月に入っても0.6%前後で推移しています。
そのため12月の金利も2.0%以下となる見込みで、アメリカの金融緩和の継続と日本の異次元金融緩和が続く限り「超低金利時代」は続くものと思えますので、しばらくは2%以下が続くものと思われます。