投稿日:2013年10月16日
10月12日に首都圏で新築一戸建てが販売広告されたものは1万8000件・3万3000戸ありました。
販売戸数で一番多いのは「アットホームタウン スマートヒルズ八千代中央」全174戸の127戸です。八千代中央駅徒歩17分で2380万ですが、建築年が2013年6月で完成在庫になっている上に、販売戸数が先月より減っていないのであまり売れていないようです。
次いで多いのが「ウィザースガーデン千葉ニュータウン中央 コスモスの街」の107戸です。千葉ニュータウン中央駅より徒歩18分で2990万円ですので少し高い感じがしますが、土地170㎡と大きいので仕方ないかもしれません。
100戸以上の販売はこの2件のみです。
30戸以上の新築一戸建て分譲では30件あります。
新築一戸建て分譲ではトップブランドになる三井不動産の「ファインコート」は全て予告広告なので販売中戸数は不明ですが「ファインコート西武立川アユモシティ・総戸数168戸」と「ファインコートFujisawaSST・総戸数124戸」と「ファインコート守谷ビスタシティ~あそまち戸建プロジェクト~総戸数927戸」の3件が30戸以上販売されていると目されます。いずれも郊外物件なために4000万円以下でファインコートとしてはお手頃価格と言えます。
同じくブランドの野村不動産の「プラウドシーズン」は「プラウドシーズン豊田旭が丘・総戸数71戸」が30戸以上と目されます。こちらも郊外立地なため4000万円以下とお手頃価格です。
ただ新築一戸建て分譲として「街づくり」ができていて「外観デザインが美しい」トップブランドはわずか4件しか無いということです。新築一戸建て分譲の購入にあたり現在居住の近くで探す人が大半ですので、お客様の要望に応えることができていません。
分譲マンション販売が好調ですが、新築一戸建て分譲がそこまでいかないのは、立地の魅力が薄いことにあります。
販売戸数が多い物件でお客様に人気の立地の物件はオリックス不動産の「サンクタスシティ長津田みなみ台カーサ・総戸数95戸」くらいです。路線は人気の東急田園都市線ですが最寄駅は長津田駅で少し遠いかなという感じで、駅徒歩21分なので遠いです。
人気立地での10戸以上の販売物件を探すと
世田谷区では一件のみで、小田急不動産の「リーフィア世田谷梅丘」で総戸数17戸で販売中14戸で7880万円です。最寄駅は小田急小田原線の豪徳寺で徒歩7分ですから、一戸建てとしては閑静な街並みの中にあるといえます。
杉並区ではミサワホームの「リンケージコート浜田山」で販売戸数は12戸です。京王井の頭線の浜田山駅徒歩11分ですから、立地としては十分でしょう。
このように都内の人気立地では8000万円を超えてしまいます。
東京都以外で人気の立地を探すと
埼玉県さいたま市中央区のブレストホームの15戸があります。京浜東北線のさいたま新都心駅から徒歩15分ですからまずまずです。さいたま市は公立教育のレベルが高いことで有名で、交通としても京浜東北線で東京まで40分くらいで、湘南ライナーで新宿まで30分くらいでいけるなど便利です。それで価格は4948万円ですからお買い得といえます。ただ建物が92㎡と小さいのが欠点です。
あと横浜市青葉区の青葉台駅も人気です。販売中は三井不動産の「ファインコート青葉台ブライトアリーナ」総戸数26戸で販売中20戸です。価格は5900万円ですからファインコートとしては割安です。青葉台駅徒歩10分と近いのですが、建物が91㎡と小さいのが難点です。
そして人気ナンバー1の「吉祥寺駅」徒歩圏の物件を探すと、三井不動産の「ファインコート井の頭公園」総戸数18戸がありますが、販売戸数は不明で価格も不明です。推測では数戸の販売があり価格は8000万円近いと思われます。あとは全て徒歩20分以上とバス便のみでので、吉祥寺駅徒歩圏の物件は1件となります。
このように新築一戸建て分譲の現在販売中で、人気立地は探せばあるのですが非常に少ない上に8000万円してしまうのです。
ですのでさいたま市とか横浜市青葉区など少し郊外で5000万円前後の大型分譲が新築一戸建て分譲としては賢い選択と言えます。