投稿日:2013年10月14日
アベノミクスによる景気回復マインド向上と異次元金融緩和により土地価格が上昇しています。東京都心は一部でバブルの様相を見せていますが、東京都で新築一戸建て分譲の多い練馬区の土地成約価格をみてみると10月に入り坪単価132万円とリーマンショック以降での最高価格となって緩やかに上昇しています。
新築一戸建て分譲の多い練馬区での土地の100㎡以上の成約坪単価をここ2年でみてみると
昨年の平成24年1月には土地の坪単価は102万円で、2月・3月は98万円と100万円前後でした。それから緩やかに上がっていき平成24年8月には117万円まで上げました。これは新築一戸建て分譲などの開発が増えてきたために土地需要が増えたことによるものです。
それが9月以降下げて平成24年11月に94万円と再び100万円を割りました。ユーロ危機による円高での輸出低迷での景気低迷に中国尖閣問題が加わり景気マインドが悪かったためです。
そこにアベノミクスの登場により景気マインドが回復したのと消費増税駆け込み需要などで新築一戸建て分譲の契約が好調になったのと金融緩和や長期金利の落ち着きにより土地購入に良い環境ができたために、上昇し始めました。
それらにより平成25年5月に124万円と今回のアベノミクスによる回復相場の第一弾の高値をつけました。そしていったん踊り場に入り110万円から120万円で推移しましたが、10月には再び上昇傾向を見せていて、まだ途中ですが平均で130万円を超して、第二弾の高値となっています。
これは消費増税というよりも東京オリンピックなどによる土地先高感によるものです。これで130万円台を安定維持するようになると東京都の土地価格は本格的な反転上昇に向かうと言えます。
土地が上がる要因はそこにお金が入ってくるかによるのですが、住宅地の場合は人口流入が多いと上がるといえます。東京都練馬区は石神井公園など人気の住宅地を抱えているのと、まだ生産緑地などもあるので住宅開発用の土地も多くあり、今後とも住宅が増えて人口が増えて、土地も上がり続けるものと思えます。