投稿日:2013年10月5日
ヨーロッパの新築一戸建ては南欧風と北欧風に分けられます。
ヨーロッパの南の地中海沿いはその日差しが強いためにオレンジ瓦に白い壁などが多いです。
これはスペインの観光地で有名な「ミハスの白い村」です。
オレンジ瓦に白い壁は村の決まりとなっているのと同時に観光の目玉なので村民は塗り重ねています。外壁はレンガにペンキ塗りですので材質としてし貧しいとも言えます。
それで新築一戸建てとなると、外壁がプレコンクリートになったりします。
これはオーストリアの新築一戸建て分譲です。ドイツ経済圏ですので生活は豊かで、比較的に大きいです。場所はヨーロッパでも北になりますので、南欧風ではありますが壁の色などが少し落ち着いて緑に映える色となっています。
またヨーロッパの北となると北欧風となります。
これはチェコのブダペスト郊外の新築一戸建て分譲の北欧風です。
屋根の色がグレーブルーとなってきます。やはり太陽の日差しが弱くて曇りがちですので、こちらのほうがしっくりきます。外壁は白ですがコンクリートの上にサイディングもしくは合板をはったものになります。
それで、こちらは南欧風よりも一般的となるために少し小さめになります。
これはドイツ北部の一戸建てですが。屋根瓦と同じ素材で外壁の屋根裏部分を貼っています。もともとは断熱のためでしたが、デザイン的な要素が強くなっています。
真四角なコンクリートの構造体の上にペンキ塗りをしたものですのですので素材としては安いと言えます。大きさも小さめで、地方の一戸建てはこのようなものが多いです。
そしてチェコのブダペスト市内の一戸建て分譲ですが、南欧風でとても大きい作りです。いわば高級住宅街です。
オレンジ瓦の流通が多く安いために南欧風になりやすいのですが、気候からして北欧風の方が良かったかなとも思います。北欧風の方が落ちいて見えて、住まいとしてしっくりくるのは日本人だからでしょうか?
市民やデベロッパーの意識の中に南欧風は憧れで北欧風は地味という感覚があるのですが、それをIKEAが変えています。「安くてデザインが良くておしゃれ」という住宅インテリアでそれを踏まえた外観が流行っています。さらに北欧風低価格雑貨のタイガーがそれを後押ししています。