投稿日:2013年9月27日
国土交通省が建設資材の価格動向の9月1日現在の動向を発表しました。主要13品目野中で「異型棒鋼」「H型鋼」「石油」がやや上昇しました。
国土交通省が各県の価格動向を1:下落・2:やや下落・3:普通・4:やや上昇・5:上昇で回答されたものを全国平均したものです。
・異型棒鋼 3.57(8月比+0.23)
全国で3.0以上となっていて、4.0以上と「やや上昇」が六県あります。その中で宮城県は4.0となっていて復興工事のための需要で価格が上がっています。その他は愛知県・兵庫県・福岡県など移転需要と景気回復による工事の増加で価格が上がっています。
・石油 3.89(8月比▼0.17)
8月よりは下がりましたが3.89と価格動向としては最高の数字となっています。4.0以上の県は17県と多くなっています。これから北海道が4.0ですが、これから冬に入り灯油使用料が増えることもあり、価格上昇は生活を圧迫します。
その他は
・セメント 3.22(8月比+0.04)
・生コンクリート 3.26(8月比 同じ)
・骨材(砂) 3.24(8月比 +0.01)
・骨材(砂利) 3.23(8月比 +0.02)
・骨材(砕石) 3.18(8月比 ▼0.01)
・骨材(再生砕石) 3.14(8月比 +0.02)
・アスファルト合材(新材) 3.37(8月比 +0.04)
・アスファルト合材(再生材) 3.35(8月比 +0.03)
・H型鋼 3.66(8月比 +0.25)
・木材(製材) 3.16(8月比 ▼0.06)
・木材(型枠用合板) 3.34(8月比 ▼0.04)
このようにほぼ全ての材料が3.2から3.3となっていて、半分以上が前月より価格上昇していて価格上昇の傾向となっています。そのために住宅建築費の上昇要因ともなっています。