投稿日:2013年9月7日
フルーツメールというサイトが「頭が良いと感じる都道府県は」というアンケートを行いました。
東京都がダントツ一位となり、二位に京都が入るなど大学の影響が強いようです。
ベスト10は
1位 東京都 42.4%
2位 京都府 8.8%
3位 神奈川県 6.3%
4位 長野県 5.6%
5位 兵庫県 5.3%
6位 秋田県 4.6%
7位 愛知県・大阪府 2.5%
9位 富山県・福井県 2.2%
東京都がダントツなのはやはり東大の影響が強いといえるでしょう。ただ東大入学者は東京都出身が多いわけではないので、イメージというものは怖いなと感じます。それと早稲田大学や慶応大学など超一流大学といわれるものが集まっているために、出身地は別にしても頭の良い人が集まっているというイメージができ上がっているのでしょう。全国学力テストランキングで東京都は8位で偏差値58.01になっています。ただこれは公立中学が対象なために東京の私立中学が入ると東京都の偏差値は確実に60を超えており、ランキングは三位の石川県の偏差値67.72に近づくかもしれません。その意味では確かに「頭の良い人がいる」のはそのとおりかもしれません。
二位の京都府はやはり京都大学の影響でしょう。それと京セラのように独特の先端企業があるのも良いイメージを作り上げているといえるでしょう。
そこからすると神奈川県が三位に入ったのは不思議です。横浜などは教育環境が良いというイメージがあるために、それがプラスになったものと思います。全国学力テストの偏差値は49.76と50を割っているのですから、イメージというのは怖いです。
そして6位の秋田県などは全国学力テストで全国ナンバーワンの常連で2013年の全国学力テストの偏差値は83.73というダントツの数字というお墨付きの「頭の良い」県なのですが、評価が低いと言えます。9位の福井県は全国学力テストで全国2位ですから、ここも評価が低いといえます。そして全国3位の石川県はベスト10にさえ入っていません。全国4位の青森県と同様で、イメージ的には「地味な県」のためにランキングが低くなったと言えます。
どうしても大学とか企業の影響が強くて、ベスト10は大都市圏が六県入っています。これは、全国学力テストで好成績の秋田県などにいる頭の良い子供達が高校・大学・就職で大都市圏に行ってしまうことが大きく影響しているといえるでしょう。
なんとかこれらの地方が産学で盛り上がる動きができると良いでしょう。秋田のAIU(国際教養大学)のように大学の評価は高いのですが、それが地域のイメージアップにつながっていなのが残念です。ただAIUは開校9年ですから、今後秋田県の評価を押し上げることになるのかもしれません。そうなると数年後には秋田県が2位になっているでしょう。
ちなみにこのイメージランキングで7位の大阪府は全国学力ランキングでは45位と下から三番目で、偏差値は39.09という低さです。このギャップはとても不思議です。ただ単に大阪を好きな人が多いからではという感じがします。