投稿日:2013年8月28日
マンション居住者に対して「地震防災に対する意識アンケート」を「マンション・ラボ」が行いましたが、「災害時対応マニュアルが準備されている」マンションが52.1%となり前年度より7.%増えました。また「備蓄品を用意している」が69.7%となり、地震災害に対する備えの準備が進んでいます。
「マンションでの地震防災に関する意識調査」を株式会社つなぐネットコミュニケーションズ「マンション・ラボ」がインターネット調査で行いました。その回答内容は
■大規模な災害が発生した場合、あなたはどこで生活すると思いますか?
・自宅に留まって生活すると思う 68.9%
・避難所で生活すると思う 14.2%
マンション居住者の建物の耐震性に対する信頼度が高いために自宅に留まる人が68.9%と圧倒的となりました。逆に、耐震性が高いからマンションを選んだので自宅で生活する人が多いのも当たり前かもしれません。
■お住まいのマンションには災害時対応マニュアルが準備されていますか?
・準備されている 52.1% (前年度45.1%なので+7%アップ)
・準備中 12.3% (前年度 13.0%)
・準備されていない 35.6% (前年度 41.9%)
災害対応マニュアルが準備されているのが半数を超えました。また、それが「ある」ということがわかっているという人が半分以上というのは近年の地震予測を強く意識している表れといえます。
■お住まいのマンションで防災備蓄品が用意されていますか?
・準備されている 56.8% (前年度 53.2%なので3.6%アップ)
・準備中 9.7%(前年度 8.9%)
・準備されていない 33.5% (前年度 37.9%)
マンション全体で防災備蓄があるのが6割を超えるようになってきました。その意味でもマンションは戸建てよりも防災に強い住宅となりつつあります。
■自宅の地震対策として家具や家電を固定していますか?
・はい 46.6% 、いいえ 53.4%
・食器棚 57.1%
・本棚 54.0%
・テレビ 50.4%
最近のマンションは「免震」「制震」になっているために固定している率が50%以下と低かったといえます。ただ、最新の防災研究所による実験では長期波動が東日本大震災よりも大きいと「免震」であっても揺れるとの実大実験結果が出ていて、決して安心できるものではないことがわかってきました。このアンケート回答結果をみると「免震」「制震」に対する建築会社の話しを信用しすぎているといえます。固定するぐらい大したことではないので、するべきでしょう。
■自宅では災害に備えた備蓄品を用意していますか?
・はい 69.7% 、いいえ 30.3%
・飲料水 90.2%
・食料 75.7%
・非常用照明 75.0%
・非常用ラジオ 61.6%
自宅の備えをしている人は69.7%でした。この数字は災害が起きた後でも避難所に行かずに自宅で生活する人68.9%とほぼ同じで、自宅で生活し続けようと思っている人は全員備蓄をしていると言えます。
その内容で必需品である「水・食料・照明・ラジオ」が高い準備率となっています。ただ「簡易トイレ 33.1%」と低いのはマンション特有で震災後も下水がしばらく動くという事情があるためと推測されます。一戸建てであれば浦安の例のように上下水道の復旧に時間がかかり、特にトイレで「大」が流れずにかなり不自由したという事が起きているために、一戸建てで「簡易トイレ」の準備が33.1%では低いと言わざるをえせん。ただ長期に渡る停電・上下水道停止となると、給水塔の備蓄も底をつき、トイレが使えなくなります。その時はトイレの度に地上まで降りることになります。ですので「簡易トイレ」はマンションでもあったほうがいいと言えるでしょう。
ただ、このアンケートの回答内容からすると、「災害に強い住宅はマンション」と多くの人が感じていると言えるかもしれません。
関東大震災は周期的にまだ先と考えられていますが、東南海大地震や千葉県東方沖地震などの太平洋プレート型地震による長期波動の影響が首都を襲った時に、長期に渡る停電と上下水道の停止が、各住宅業態にどのような影響を与えるのかは、計り知れない部分があります。
マンションでも長期に渡る停電となりエレベーターが使えなくなると、水を持って数十階の階段を上がるのは大変です。またトイレの度に地上までおりないといけないとなるのも大変です。
このようにマンションは一戸建てよりも防災に強いと思われていますが、地震後の生活においての不便は少しならずあると思えます。