投稿日:2013年8月22日
新築一戸建てが契約好調ですが、中古戸建ては新築に押されて契約率は低迷しています。そのために首都圏の新築と中古を合わせた戸建て全体としては、直近4ケ月の契約率は好不調の基準の100%を切り、好調とは言えません。
首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の新築一戸建てと中古戸建ての7月に販売された合計と3月から6月までの契約戸数を価格帯別に集計してみると、新築一戸建ての販売戸数は東京都・神奈川県で1万6007戸のところ契約戸数は1万7144戸なので契約率は107%と100%を超えて好調でした。新築一戸建ての埼玉県と千葉県の合計の販売戸数は9336戸のところ契約は1万185戸となり契約率は109%で好調でした。ところが中古の首都圏全体の販売戸数は1万7520戸であったのが契約は1万3911戸しかなく契約率は79%と低迷しました。
新築一戸建ては3200万円以下の契約率が100%を超えて好調でした。この範囲の契約は1万1000戸あり、新築全体の65%をしめていて全体の契約を押し上げています。ただ主に埼玉県・千葉県などで3600万円以上は契約率が80%を切るなど低迷しました。
この新築一戸建てが契約戸数2万7000戸を超えたのに需要を喰われてしまって、中古戸建ての契約が1万3911戸と少なくなりました。特に1600万円から2400万円の価格帯の契約率が78%と悪く、ここの契約が少なかったと言えます。また3600万円以上も契約率が80%以下が多くなっています。ここは新築と同様で高額帯の契約を分譲マンションなどに食われてしまったのです。そのために中古の契約は全体で79%と低迷してしまいました。
戸建て全体でみても6000万以上の契約率は71%と大きく低迷しました。分譲マンションの契約に需要を喰われたのですが、耐震性や地盤対策など防災性や防犯性などで劣るものが多いためです。
新築一戸建ての契約は好調とはいえ、戸建ての品質・性能・機能を見直さないと、需要を失い続けてしまいます。