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木材価格の6月は上がった。前年同月からすると+3.6%の上昇。ただまだ上昇は始まったばかり。

投稿日:2013年7月10日

木材の価格がアベノミクスによる円安以来上がり続けています。代表的な製材品の「すぎ正角3m」で6月は4万8300円/㎥で前年同月比で+1700円(+3.6%)の値上げとなっています。その他の「米つが正角4m」においても6月は7万2100円/㎥となり前年同月比で+5500円(+8.3%)の値上げとなっています。前年同月よりの円安上昇率は15%に及ぶので値上げ幅はそれほど大きくはないですが、為替が製品に反映するタイムギャップを考えると、この先も上がると考えられます。住宅部資材価格の上昇は始まったばかりといえます。

農林水産省が農林水産統計の「木材価格」の平成25年6月分を発表しました。それによると代表的な製材品の製品卸売価格はすべて前年同月比で値上げとなりました。

「すぎの正角・3m」は6月に4万8300円/㎥となり前年同月比で+3.6%上がりました。「米つが正角・4m」は6月に7万2100円/㎥となり前年同月比で+8.3%上がりました。

その「米つが正角・4メートル」の昨年よりの価格推移をみると

平成24年6月は6万6600円で、年末までほぼ同じ価格で推移していました。それが11月くらいから円安になり始めてその為替の影響が出始めたのが平成25年2月から出て6万7600円に上がりました。そして4月に跳ね上がり7万800円になり、6月は7万2100円になりました。

木材の輸入契約は3ケ月先であったり半年先であったりなどいろいろあるために、為替の影響が全体に浸透するのはこれからになります。また、為替が上がり原材料輸入価格の値上がり分がすべて吸収されているわけではなく、輸入業者で努力しているものもありますので、その分などが上げていません。

ただ為替が円安で安定してきているため平均値が上がっているのと、アメリカの住宅着工が回復しているため北米需要が復活すると需供がタイトになり値上げの要因となります。

また輸入といっても、北米や北欧や東南アジアなどあり為替は様々であるために一津の値上がりではありません。ユーロ危機は依然として続いているためにユーロはドルほどに上昇していなかったりします。ただ、ユーロ危機の出口がみえてきたりするとユーロも急上昇する可能性もあり、さらにアメリカの金融緩和を年内で終了すると宣言されたために、ドル高が懸念されているなど今後の予断を許しません。

これらの要因より、木材価格の上昇は始まったばかりであり、まだ上がると見込まれます。

一戸の木造住宅で木材を30㎥くらい使いますので、現在で米つが換算で前年より16万円上がっていて、さらに今後も上がるとすると一戸当たり30万円の値上げとなります。昨年に比べると15%の値上げとなります。

住宅の部資材全般に上がっているためにそれらすべてが15%上がるとすると、一戸当たりの部資材費を600万とすれば90万円上がることになります。

これらは販売価格に転嫁されてくるために、現在でも価格は上がっていますが、最終的には100万以上の値上がりとなると見込まれます。

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