投稿日:2013年6月14日
新築一戸建てがアベノミクスによる景気回復以降売れています。
昨年12月から4月までの東京都の新築一戸建ての契約は1万4000戸となっていますが、大半は仲介店による契約となっています。その中での上位店を集計してみると、三井のリハウスや東急リバブルなど大手は入ってますが、多くは独立系で特定エリアで強い会社が多くなっています。
一位は仲介大手の「三井のリハウス」となりました。平均単価は4377万円で全体よりやや高くなっています。八王子市や世田谷区や杉並区が多く、高額物件に強いといえます。
二位は立川の「㈱西京ホーム」となりました。立川市や調布市など東京西部が多くなっています。東日本大震災により、東京野中では地盤の強い西部に人気が集まっていますが、その人気を受けての契約増加で二位に食い込みました。平均契約単価が3300万円と安いのが魅力です。
三位になった「㈱シャインライフ」も小平市など東京西部を得意としていて契約を増やしました。
ここまでの上位3社のうち2社は東京西部人気によるものです。東京は以前は足立区から葛飾区から江戸川区などの東部の方が販売数が多かったのですが、東日本大震災の経験で地盤や津波の予測を避ける傾向が出ているためです。そのためパワービルダーが西部での販売を増やしたために契約が増えました。その人気地区の変遷にうまく合ったと言えます。逆に東部で契約が多かった企業がうまく西部に転換できなかつたともいえます。
四位の「㈱アドキャスト」は世田谷区や杉並区が多くて平均契約単価は5307万円と大手仲介の得意な分野で契約を伸ばしました。パワービルダーなどの販売が世田谷区や杉並区で増えてきたのをうまく契約できたのが主要因です。
このように西部人気と共に、「城南人気」で世田谷区や杉並区での販売と契約が増えました。ただこの城南は価格が高いのがネックであったのですが、パワービルダーが販売を増やすことで価格が5000万円台に下がり契約が増えました。この高額帯の売主が変わりつつある中で、仲介店も変わったのです。
そのために東急リバブルが8位に甘んじました。契約平均価格が5000万円を切り、世田谷区や杉並区での契約が減っています。世田谷区ではアドキャストにトップを譲っています。
また急成長していたオープンハウスが10位に後退しました。契約は23区全てであるのですが、逆に特定の強い区が少なくて、トップは無くてそれぞれのベスト10前後になっています。その独特の販売手法や商品企画が地域密着の企業に負けている場面が増えています。
このように、最近の新築一戸建ての契約店別をみてみると、特定のエリアに強い地域密着の企業が増えているといえます。新築一戸建てはマンションと違って、品質や商品企画や日当たりなどにバラ付きがあるために、現場周辺の情報とかに詳しくて、ちゃんと案内してくれて、購入後も安心な、「顔」の見える地域密着企業に安心感がでているようです。