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長期金利は2ケ月連続で上がった。ただまだ市場最低金利レベルにはある。

投稿日:2013年5月21日

金利は史上最低レベルではありますが、日銀の長期プライムレートは2ケ月連続で上がり上昇の気配を漂わせています。

日銀が5月10日現在の長期プライムレートを発表しましたが、1.25%となり前月から0.05%上がりました。4月も0.05%上げているため、これで2ケ月連続で上げたことになります。

ここ1年の動きをみると2012年3月は1.35%であったのが5月以降に緩やかに下げてきて、2013年2月は1.15%と史上最低金利となりました。

直近の高値は2011年7月の1.7%で、10年間でみると2006年7月の2.65%となります。過去50年間でみると1974年10月の9.9%が最高となります。

ですので史上最低レベルであることは確かですが、長期金利のバロメーターである国債の金利に対して日銀の買い上げという下げ要因があるのにかかわらず上げ基調であるのは、金融緩和による市場への資金流入と円安による外資の日本投資意欲の高まりなどが複雑にからみあっているためです。

今後の注目点は、まず直近の高値である1.7%を超えてくるかということですが、問題は2.65%を超えると住宅ローン利率が現在の1.8%を底とするところから3%を超えることになり住宅市場に大きな影響をもたらすことになるため、ここが死守線となってきます。

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