投稿日:2013年4月10日
博報堂の生活総研が生活者の意識変化を調査している「生活インデックスレポートの消費意欲指数」の4月分が出ましたが、前月よりもやや低下しています。特に男性30歳以下が消費意欲が低下しています。
昨年からの1年間の動きをみてみると
昨年は7月にかけてやや上がったものの8月から下がり10月には50を切り47.4まで下がりました。
それが11月から上がり始めて、12月には55.6と最近の最高となりました。アベノミクス効果によるものと推測できます。
ただ、なぜか2月にはストンと落ちて45.2と50を切りました。特に男性40代が40.2と大きく下げてしまったためですが、今回のアベノミクス効果は円安・株高によるもので、まだ実態の給与にまで反映していないために、景気マインドは盛り上がったけれど、40代男性という子供の教育費もかかり住宅ローンもある世代にとっては給料が上がらないとお金がついていかないということです。
そして3月には盛り返しましたが4月には再び50を割り48.5と下がりました。
4月の男女世代別の消費指数をみてみると、
最高が、女性20代の56.9
最低が、男性の40代の46.9
となってます。
つまり、景気マインドの上昇により消費に動いたのは、もともと可処分所得に余裕のある若い女性で、男性40代のようにもともと可処分所得が厳しい世代は買いたくても元手がないので「無い袖は振れない」という状態です。
さらに、男性の中で世代別にみても
最高が50代で46.9
最低が40代で44.3
となっています。
つまり、今回の円安・株高で懐が温かくなった「株式」を保有している世代の中でも消費意欲があるのが50代で、その人達が動いているということです。ただ50代でも男性は46.9ですが、女性は52.5なので、男性自らというより女性に動かされて高額品消費に動いているのが実態といえます。
つまり今回の「阿部バブル」で消費が動いているのは、バブルの利益享受を受ける富裕層と若い女性によるものといえます。