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日銀が「量的・質的金融緩和」策を発表した。それは年60兆円というサプライズであった。

投稿日:2013年4月4日

日銀は本日、黒田東彦総裁の下で初めてとなる金融政策決定会合を開き、新たな金融緩和の枠組みとして「量的・質的金融緩和」を導入すると発表した。一番大きなものは世の中で使われているお金を現在の倍の270兆円にするといういものです。そのために年間で70兆円の供給をするというものです。その発表を受けて、円は95円まで円安が進行したのと、長期金利が0.425%と市場最低金利になりました。

■金融緩和の政策は

①金融調節の操作目標を現在の「無担保コールレート翌日物」から、資金供給量にあたる「マネタリーベース」に変更する。長期国債に加え、上場投資信託(ETF)などのリスク性資産の購入を300億円に拡大する。

②2%の物価上昇率目標の達成時期について「2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する」と具体的な時期に踏み込んだ。そのためにマネタリーベースや長期国債、ETFの保有額は、2年間で2倍に拡大するとした。

③新たに金融調節の操作目標となるマネタリーベースについては、年間60ー70兆円に相当するペースで増加するよう金融調節を行うとした。昨年末のマネタリーベースは138兆円で、この方針通りに行けば、今年末には200兆円、平成26年末には270兆円まで拡大する見込み。

■金融緩和政策の発表を受けて

この金融緩和策の発表を受けて金融市場は、長期金利が史上最低となり、円安・株高が大幅に進んだ。

債券市場では、国債を買う動きが強まり、長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、前日より0・125%低い年0・425%まで下落(債券価格は上昇)。これまでの最低だった2003年6月の0・430%を下回った。

外国為替市場では円が売られ、円相場は一時、1ドル=95円68銭と約2週間ぶりの円安・ドル高水準となった。結局東京市場は前日比2円18銭円安・ドル高の1ドル=95円60銭で大方の取引を終えた。

株式市場では、日経平均株価(225種)の終値が前日比272円34銭高の1万2634円54銭まで上昇し、3月21日につけた今年の最高値(1万2635円69銭)とほぼ並んだ。金融緩和の恩恵を受けやすいとされる不動産株や銀行株が買われるなど、東証1部の8割を超える銘柄が値上がりした。

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