投稿日:2013年3月21日
財務省が平成25年2月の貿易統計を発表しましたが、▼7775億円の赤字となり8ケ月連続となりました。
輸出は5兆2841億円で前年同月比▼2.9%と前年を割りました。輸入は6兆615億円で+11.9%となり4ケ月連続で増えました。またその伸び率が直近の最大となり増加傾向が広がっています。
月別の輸出・輸入額の推移をみると
輸出は昨年以来、上下を繰り返しながらも下値を切り下げていて、減少傾向にありましたが、2月はやや盛り返したように見えます。アメリカ向けの輸出額は+5.7%と2ケ月連続で増加しています。主に自動車の部品の輸出が増えました。アメリカの自動車の国内生産が増えたために、その部品が必要となり増えたものです。ただ自動車の完成品輸出は減少しています。
輸入は昨年以来に下値を切り上げていて増加傾向にあります。円安による金額の増加が主な要因になります。特に、石油関連の増加が顕著で「原粗油」が+12.3%で「天然ガス」が+19.1%と増えています。さらに衣類が+47.4%と増えています。これは国内需要の中国工場生産によるものです。
そのために貿易赤字が8ケ月連続となり、その要因をかんがみると当面は貿易赤字が構造的なものとなっています。
このままでは年間で5兆円を超える額が赤字となっていて、日本の対外資産が流出することになります。23年末で253兆円あるので数年のことであれば何の問題もないのですが、構造的なことは早期に解決する必要があります。