投稿日:2013年3月13日
新築一戸建て分譲住宅の大手である一建設が25年1月期の本決算を発表しました。
売上は2786億円でした。今回は城南建設を小会社化しての連結決算になったために前期比はありませんが、昨年の単独の売上2188億円と比較すると27%の増加となります。
経常利益は249億4千万円でした。昨年の単独が198億円でしたので25%の増加になります。
戸建分譲の売上は7202棟で前年が7139戸なので前年比0.9%とほとんど伸びていません。ただ土地分譲が430区画で前年の171区画から大きく増えました。それは城南建設を小会社化して、土地分譲+注文というパターンが増えたためです。
それと伸びたのは分譲マンション1162戸で昨年が909戸ですので27.8%増えました。それに注文住宅411棟や請負工事・追加工事などで599億円できていて前年の445億円から34.6%と大幅に伸びました。
つまり戸建分譲以外の事業が伸びて増収・増益となり、分譲事業売上が84%から70%に減ったということです。そのためマンションは資本投資回収期間が戸建より長いために、在庫回転率が落ち、「営業活動によるキャッシュフロー」が▼291億25百万円のマイナスとなりました。また、販売用不動産+仕掛の合計が1292億円となり前年度の777億円から515億円増えました。
さらに、これは販売中物件の実現収益は入いっていないために、収益の悪い物件が次年度以降に繰り越されているとすると、次年度に今年度以上の成績を上げないと大幅な減益になる可能性があります。
ただ平成25年度は消費税駆け込みとアベノミクスによる景気マインド回復があり平成24年度以上の契約は上げられると思いますので、今年以上の業績を上げられる可能性もあります。ただそれには回転を上げることが必要で戸建分譲の比率を上げる必要があると思います。