投稿日:2013年2月28日
アメリカの住宅価格の動きを集計しているS&P社のケースシラー住宅価格指数の2012年12月分が発表されました。
指数は145.95で前月よりは0.24ポイント上がり、前年同月比では9.35ポイント上がりました。上昇はしていますが、やや伸び悩みです。
2009年のリーマンショック前後からの動きをみてみると、2010年7月まで少し回復していのが、その後は下落に転じました。その下落が2012年2月に134.09と最安値をつけて、その後反転しました。
2012年8月に145ポイントを超えましたが、その後伸び悩み12月まで5ケ月連続で145ポイント台にとどまっています。
2000年からの動きを見てみると
2000年から2006年まで上げ続けましたが2006年7月の206.52をピークに下げに転じました。
そして2009年4月に139.26と下げ相場の底となりました。
その後は2010年8月148.49まで反転しましたが、150を超えることなく再び下げ局面に入りました。
その2回目の下げ局面は2012年3月134.07に底を打ちました。
そして急回復して2012年8月には145ポイントを回復したのですが、そこで伸び悩み5ケ月連続で145ポイント台で推移しています。
それは都市別にみるとわかりますが、ほとんどの都市が天井を打ち下げに転じているためです。
前月比でマイナスとなったのは12都市あり20都市の半分を超えています。
その中でも120ポイントを割っている6都市のほとんどがマイナスとなっています。これは、リーマンショックの負債はかなり消化できたのですが、需要の回復が無いために、ここから価格を上げていく推進力がないためです。
逆に伸びているのは4都市に過ぎませんが、ここには新たな需要を生み出す産業があり、実需を伴って上げています。150ポイント前後の5都市は着工戸数の増加も伴って価格の上昇があります。
つまり、住宅が実需を伴って回復しているのは5都市前後で、実需がなかなか伴わない12都市があるために全国としては伸び悩んでいるということです。