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子育て世帯の消費志向にみる理想と現実のギャップ

投稿日:2012年12月27日

「博報堂こそだて家族研究所」が「子そだて世帯の消費と意識」についてのアンケート調査の結果を発表しました。

■子供をきっかけに購入する3大アイテム

子供を持つこときっかけに購入したモノやサービスは

① 学資保険 46.7%

② デジタルビデオカメラ 42.7%

③ 自動車 36.8%

となっていて、この3つが回答率で高くなっています。

子供の将来のための備えとしての「保険・貯金」があり、成長を共に楽しみ親などの他人と共有するために「記録機械」を買うのはわかるのですが、「自動車」が3位に入るのは意外ともいえます。テレビコマーシャルなどで家族で出かける「思い出づくり」を思い浮かべているといえて、広告効果があるといえます。

■お金をかけたいもの

今後にお金をかけたいものは

① 家族での旅行・おでかけ  51.7%

② 貯蓄  51.3%

③ こどもの教育 41.0%

やはり「家族で楽しむ」のと「思い出づくり」のための旅行・おでかけが一番となっています。2番目の貯蓄と3番目のこどもの教育は将来のためであるのですが、「今を楽しむ」ことに最優先というのが最近の傾向といえます。

■実際にお金をかけていると感じる項目

では、実際にお金がかかっているものはと聞きますと

①  食品  59.5%

② 家族との旅行・お出かけ 44.5%

③ 家族との外食  33.9%

となっていて、なんと食品が59.5%となっています。これはお金をかけたいとはあまり思わないけど実際にはかってしまっているといえます。それが3位の「家族との外食」にも表れています。

■でも、お金をかけたいと実際にかかってしまったのギャップがある

この「お金をかけたくない」けど「お金がかかってしまっている」ものの上位は

①食品 「かけたい意向 38.5」 - 「実際かかった 59.5」 = -21.0

②日用品 「かけたい意向 10.8」 - 「実際かかった 24.5」 = -13.7

③住居 「かけたい意向 15.8」 - 「実際かかった 29.5」 =  -13.7

となっていて、食品・日用品は予想以上にお金がかかってしまっているという現実があり、3位の住居も希望以上にお金がかかっているということがいえます。ということは今後は、この費用を節約していくことになります。

逆に「お金をかけたい」けど「お金をかけられていない」ものは

① 貯蓄  「かけたい意向 51.3」 - 「実際は 16.8」 = 34.5

② こどもの教育 「かけたい意向 41.0」 - 「実際は 23.6」 = 17.4

③ 自分へのファッション 「かけたい意向 32.1」 - 「実際は 20.7」 = 11.4

となっていて、貯蓄がしたいができていない、子供の教育をしたいができていない、衣服を買いたいが買えない、というものとなっています。

■子育て世帯の消費志向は

つまり、これをまとめると

「食品・日用品・住居に想定以上のお金がかかってしまい、貯金・教育・洋服購入などができていない」

といえます。

そのために今後の消費意向は

「住宅ローンはどうにもできないので、食品・外食を減らして、日用品もドンキーなどで安く買い、服は買わなくなり、安近短の場所に家族でお出かけする」

といった傾向が現在の子育て世帯の消費志向であるといえます。

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