投稿日:2012年12月24日
日銀が月例経済報告をしましたが
「景気は、世界景気の減速等を背景として、このところ弱い動きとなっている。」
と前月よりも後退した表現となり、景気減速を示しています。
さらに
「先行きについては、当面は弱さが残るものの、復興需要が引き続き下支えする中で、海外経済の状況が改善するにつれ、再び景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外経済を巡る不確実性は以前として高く、わが国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用・所得環境の先行き、デフレの影響等にも注意が必要である。」
との注釈文が付け加えられているが、あまり良い文ではなく、「海外経済が日本の景気を下押ししている」ということと「雇用・所得・デフレが続いている」ということをいってるに過ぎません。それなのに「景気回復に向かうことが期待される」とか根拠統計データが見当たらないものがありどうにも言葉遊びがすぎます。
統計データをみると
・個人消費は横ばい(家計調査より)
・設備投資は減少(法人企業統計季報)
・住宅建設は前年同月比で増加(新設住宅着工統計)
・公共投資は増加(公共工事請負金額・公共工事受注金額)
・輸出は減少(貿易統計)
・生産は減少(鉱工業生産)
・企業収益は減少(法人企業統計季報)
・完全失業率は前月並(労働力調査)
・所得は減少(労働勤労統計・月間現金給与)
・企業物価は横ばい(企業物価指数)
・消費者物価は減少(消費者物価指数)
・円安株高(日経平均株価)
・世界経済はアメリカ回復、アジア拡大、ユーロ持ち直し(IMF世界経済見通し)
となりました。
この中で重要なのは、「貿易赤字」「雇用は低位横ばい」「所得減少」「消費者物価下落」「アメリカ回復」です。
これらを総括した私なりに言えば
「足元の景気は下降していてデフレは進行しているが、アメリカ経済の回復に期待をしたい」
となると思います。