NEWS&TOPICS

近隣コミュニケーションを20代はあまり好まない

投稿日:2012年11月21日

ADKの「住み力」プロジェクトのアンケート調査の結果が発表になりました。

■近隣との挨拶つきあいはそこそこに

「向こう三軒両隣りとは挨拶する仲でいたい」という質問に対して50代以上は80%以上の回答率で強く望んでいるのですが、20代は55.7%で低い回答率でした。

震災以降に「絆」というキーワードで、「家族のコミュニケーション」や「近隣とのコミュニケーション」が話題になりましたが、やはり20代は近隣コミュニケーションはあまり好きではないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが、「シェアハウス」のようなコミュニケーションは20代の回答率が一番高いのです。これは「シェアハウス」に対する年代による見方の違いがあると思われます。

50代以上は台所・トイレを共有化する住宅は「貧しいアパート」という記憶がありますが、20代にとっては「新しい住宅形態」と映っていることがあります。そのために、回答率が「近隣コミュニケーション」に対する考え方というより、「新しい住み方」という回答になってしまったために、逆の回答率となったと思えます。

つまり、これは現在の「シェァハウス」に対する人気というものが、近隣との「絆」や「コミュニケーション」を求めてというより、「新しい」「恰好いい」という流行りものの感覚ということです。

その一つの現象として、都内によくある木賃アパートで家賃3万円以下には若者は住まず、高齢者のみです。「恰好悪い」し「古臭い」し「汚い」からです。いわゆる「3K」であるため敬遠されていることにあります。

■20代は他人の評価を気にする

「自分の家に遊びに来た友人が、後で自分の家をどう評価するか気になる」という質問に対して、60代は17.4%であるのに、20代は44%と高くなっています。

つまり20代・30代は、家をファッションの一部ととらえていて、自己表現の一部であると考えているため回答率が高くなっています。ところが60代は回答率が17.4%と低いのですが、この年代にとって住宅は必需品であったためです。

現在の60代が住宅を購入した30年前は、多摩ニュータウンに象徴されるように、都会の住宅ストック数が足らず、質も低いものでした。そのために、「住めること」が重要でした。ところが最近は機能・性能は著しく高くなり、広さも確保されているために、デザイン性が重視されているのです。それが、この回答率に影響していると思えます。

■最後は田舎に住みたい

「終の住まい」について聞くと、60代男性は43.5%であるのに対して、女性は17.5%にとどまります。これは日常生活感覚と非日常性感覚の違いと思われます。

男性は年代を問わず回答率は40%台ですが、女性は20代は52.8%であるのに60代は17.4%と極端に下がります。

これは、日常の買い物や病院などの利便性が下がると大変であるという主婦としての感覚と、男性は友人関係が会社が終わると断ち切られて近隣にもおらず、近隣も田舎も関係ないのですが、女性は近隣で友達がいますので、田舎に帰るといなくなってしまうということがあります。

そのために、非日常性として女性は「山ガール」であったり「海外旅行」が好きなのです。

トラックバックURL

ページの先頭へ