投稿日:2012年10月22日
9月の輸出額が5兆3597億円で前年同月比▼10.3%と大きく下がりました。
ユーロ向けの輸出が前年同月比▼16.1%と落ちているのに加えて、中国向けの輸出が▼8.2%下がったのが要因です。
特に中国は輸出としては最大額の国となっていたので減少額が大きくなっています。尖閣問題による日本製品不買運動によるものなどですが、それが始まったのが9月15日以降なので、影響は月の半分なので10月はさらに落ちると思えます。
また、それにより貿易赤字は▼5585億円となり4月~9月の上半期では▼3兆2189億円とな大きな赤字となりました。
これで3ケ月連続で赤字となり、今年になって黒字はわずか2ケ月で、赤字が完全に定着したと言っていいでしょう。
そうなりますと、新築一戸建て分譲の契約に大きな影響を与えます。
輸出額と新築一戸建ての契約は相関性が高いものとなっています。
特に平成24年度に入ってからは、相関係数は0.94で統計学的に「強い相関関係にある」と言えます。
主に自動車などの輸出用の工場の稼働率が下がると短期的には残業が減ります。そして中期的には所得が減り、長期的には工場の縮小・撤退により雇用がなくなってしまいます。そのために所得不安と雇用不安のために戸建の契約がへるのです。
逆に、工場が進出してくると雇用が増え・所得が増え・流入人口が増えて戸建の契約が増えます。
とにかく輸出を増やすしかないのですが、もう中国はあてにできないので、ユーロ危機の早期解決とアメリカを始めとする北米・南米の輸出を増やす必要があります。