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20歳代の新築一戸建ての購入意向は6割

投稿日:2012年10月16日

オウチーノ総研が20歳代のマイホーム取得意向を調べたところ、「マイホームが欲しい」との回答が約6割あり、「所有しない世代」と言われる現在の20歳代ですが、住宅の所有意向は依然の現在40歳前後の団塊ジュニア世代よりも強いことがわかりました。

■マイホームが欲しい率

「あなたが新入社員の頃にマイホームが欲しいと思いましたか」という質問に対して

・現在の20歳代は、「絶対に欲しい17.6%」+「どちらかというと欲しい42.6%」の合わせて、59.8%が欲しいとなっています。

・現在の30歳代は、絶対21.1%+どらかというと31.1%で52.2%。

・現在の40歳代は、絶対22.4%+どちらかというと30.7%で53.1%

・現在の50歳代は、絶対19.9%+どちらかというと35.3%で55.2%

・現在の60歳代は、絶対27.5%+どちらかというと34.0%で61.5%

となっていて、最高は60歳代の61.5%ですが、現在の20歳代はそれに次ぐ高さとなっています。

60歳代はバブル以前に住宅取得適齢期になっていため、土地神話があり、マイホームを買うことは、将来の値上がり期待と資産形成という意味があり高かったのです。そのために買える所得と機会がある人は全員マイホームを購入していました。それで「絶対買いたい」が27.5%と他の世代に比べて圧倒的な回答となっています。

それからすると20歳代の「絶対買いたい」は17.6%と全世代で最低となっています。現在ではマイホームの資産性は以前ほどではなく、土地の下落が続いている中では、マイホームは資産というより居住価値・心理価値が強くなっています。

■マイホームが欲しいと思った理由

それは「マイホームが欲しいと思った理由」に対する回答をみるとわかります

・20歳代 ①オリジナルな家に住みたい、②落ち着ける場所が欲しい、③自分の資産になる、④夢・憧れ・目標

・30歳代 ①オリジナルな家に住みたい、②自分の家を持ちたい

・40歳代 ①自分の家を持ちたい、②オリジナルな家に住みたい、③過去の経験から

・50歳代 ①自分の家を持ちたい、②オリジナルな家に住みたい、③金銭的

・60歳代 ①自分の家を持ちたい、②持っているのが当然、③落ち着ける場所が欲しい

となっていて現在の20歳代の理由のトップは「オリジナルな家に住みたい」で、以前の「自分の家を持ちたい」と逆転しています。つまり所有意向より自己実現の方が強いということです。

また20歳代の理由の2位が「落ち着ける場所が欲しい」で、これも他の世代に比べて特徴的なもので、心理的なものが強くなっています。

ただ、3位に「自分の資産になる」が入っていて「金銭的」は上位に入っていないのは、値上がり期待は無いのですが、アパート家賃を払うより住宅ローンを払うほうが自分の所有になるのでお得という意識が働いているものです。

ただ、これは場合によって、甘い考えというか、間違った考え方となってしまいます。

マイホームの資産性が保たれる街とは

新築一戸建て分譲は建物価値は年々減ってしまい15年でゼロと査定されてしまいます。そのためにに残るのは土地の価値なのですが、この査定は路線価で行われますが、実際の売買となると別です。

その場所の人口流入が無いと、誰も買ってくれないという事態も生まれます。つまり以前は新築一戸建てが建ったのですが人気が離散して現在ほとんど建っていない場所だと中古住宅や土地売りが多く、買いたい人が少ないという事態になります。バブル期に土地の高騰により郊外へ郊外へと伸びたため都心より2時間近いところに新郊住宅街ができのでが、それが現在では新築がほとんど無いという街はたくさんあります。

するとその住宅の価値はゼロとなってしまい、住宅ローンの残高だけが残るということになります。住宅ローンが完済できてそのままそこに住み続けるのであれば問題はないのですが、もし転勤などで家を売ることになったら家は売れずに住宅ローンの支払だけが残るということになります。

その資産性が保たれる街と無くなってしまう街の違いは人口流入があるかないかです。そしてそれが将来に渡り、続くかどうかです。

人口流入が続くためには、「落ち着いた閑静な街」+「センスの良い商業インフラ」+「教育環境が良い」+「都心への通勤時間が遠くない」+「自然・緑が豊か」などの条件が揃った街となります。

マイホームを買う時には、その資産性をしっかりと見極める必要があります。

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