平成24年6月の住宅着工は前年同月比▲0.2%。新築一戸建て分譲は+4.4%と増えた。
投稿日:2012年7月31日
新設住宅着工の平成24年6月が国土交通省より発表されました。総戸数は7万2566戸で前年同月比は▲0.2%と下がり、年換算は83万戸と減りました。
■総戸数 7万2566戸(前年同月比 ▲0.2%) 年換算 83.7万戸
持家 2万6971戸(前年同月比 +0.1%)
貸家 2万6976戸(前年同月比 +3.3%)
マンション 7036戸(前年同月比 ▲20.2%)
分譲戸建 1万 647戸(前年同月比 +4.4%)

年換算は83万戸で5月の90万戸から下がりました。昨年9月から上昇傾向にあったのが、トレンド線から大きく下回りました。震災後の回復基調というトレンドから変わったということです。
■マンションの前年割れが主要因です。
マンションの7036戸は一昨年の8月以来の7500戸割れです。
リーマンショック後の土地取得回復により平成22年9月から7500戸を超えましたが、その後ずっと7500戸を超えていましたが、久々に割れました。
大きな要因は神奈川県の前年同月比▲66.4%という落ち込みです。在庫が過剰となり、新規着工が見送られてきたためです。
県別にみると、東京都のみが前年同月比は▲10%ではあれ3085戸という大きな数字となりました。
それ以外の県は全て1000戸以下となりました。
好調であった大阪・愛知も大きなマイナスとなりました。埼玉県も前年比▲65%と大きく減りました。
増えたのは、福岡県と千葉県ですが、千葉県は野村不動産の契約好調によるもので市場全体は不調ですので、唯一好調なのは福岡県だけです。
■新築1戸建分譲は前年同月比+4.4%
新築1戸建て分譲は1万647戸で前年同月比で+4.4%s伸びました。住宅エコポイント期限の駆け込みが多かったといえます。
1万戸超えは昨年12月以来となります。過去の月別推移との比較をすると、平成22年度の実績を10%以上上回って推移しています。
そして昨年6月をも上回り好調な推移です。
神奈川県・大阪府・千葉県が前年比で10%近く上回りました。
神奈川県は契約好調による着工増といい状況です。
また、大阪府も契約好調です。東京よりのリスク分散により移動が増えているためです。
ただ千葉県は、契約低調な中での着工増ですから、在庫の積み増しになっています。あまり良い増加ではありません。
そのため首都圏の新築1戸建てはここ数年の最高戸数となっています。
6月は5190戸で、昨年の6月の最高戸数5150戸を超えて、ここ3年では最高の戸数となっています。
ただ契約は6月後半から低迷していて、在庫数が増える結果となっています。
神奈川県は契約好調ですが、埼玉・千葉は契約低迷しています。その中の着工増加なので、在庫数が増えています。