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平成24年1月の住宅着工は前年マイナス1.1%で5ケ月連続マイナス。

投稿日:2012年2月29日

平成24年1月の新設住宅着工が発表になりました。
合計では6万5984戸で前年同月比マイナス1.1%で、年換算は82万2000戸となりやや低調でした。
これで5ケ月連続で前年マイナスとなりました。

■業態別では
・持家 2万1687戸(前年同月比▲2.7%)
・貸家 2万4256戸(前年同月比+1.1%)
・マンション 1万167戸(前年同月比▲2.6%)
・分譲戸建 9594戸(前年同月比+2.3%)

持家は5ケ月連続でマイナスとなりました。7月・8月のエコポイント駆け込みとフラット35S駆け込みでのプラス以外は昨年5月からずっとマイナス傾向となっています。
中部圏が前年▲14.8%と落ちているのが最大の要因です。愛知・静岡が前年マイナスとなっています。自動車産業はフル生産に入り、残業代も出ているはずですか、契約には至っていません。回復にはもう少し後になると思えます。

貸家は5ケ月ぶりに前年プラスとなりました。ただ戸数は2万4256戸で、前月よりも424戸少ないです。前年同月が2万3989戸(前年同月比▲11.3%)と少なかったために、今年の前年同月比がプラスとなったにすぎません。

とすると、唯一の前年同月プラスは分譲戸建となります。
これは近畿圏が前年プラス13.9%と大幅に伸びたのと、埼玉県が前年プラス25.6%と伸びたことによります。
近畿圏は震災の影響による本社機能の移転などによる住宅需要の高まりによるものです。
埼玉県は用地仕入れの取得のしやすさから着工が増えたものです。契約が伸びているわけではありません。

分譲マンションは東京の前年マイナス13.2%となったのが響きました。販売在庫の増加のために、新規着工を控えて、在庫販売を促進しているためです。

■これで23年4月から24年1月までは70万7721戸となり、残り2月・3月が12万5000戸前後と推計すると年度計は83万2000戸となります。

■首都圏の県別では

埼玉県 4658戸(前年同月比 +12.5%)

千葉県 3472戸(前年同月比 ▲12.0%)

東京都 1万265戸(前年同月比 ▲0.8%)

神奈川県 5736戸(前年同月比 ▲18.7%)

埼玉県は貸家+14.1%と分譲戸建+25.6%の2つが伸ばしました。分譲戸建は用地仕入れのしやすさから多く着工されましたが、契約が伸びたというより在庫増となっています。

千葉県は持家▲13.6%と貸家▲19.2%が前年マイナスの主要因です。震災による「帰宅難民」対策で都心回帰志向の強まりが原因です。

その東京都は貸家が都心回帰で前年+21.7%と大幅プラスでしたが、分譲がマイナスとなりました。マンションと戸建ともに在庫が増えてきて、3月末に向けて、その販売が優先されて着工が後回しになったのです。

神奈川県は全般で不調でした。契約は好調なのですが、より良い立地が底をついてきているために着工がへってきています。

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