新築一戸建てマイスターテスト

20.日本の住宅の寿命が国際的に一番短い?

住宅の寿命の統計というのは、昨年壊された建物の建築年を持って算出されています。現在多く取り壊されているのが1960年代に建築されたもので、建築基準法が制定される以前の質の悪いものが多いです。そのため寿命が40年以下という統計になってしまいます。
その後、1981年の建築基準法改正の「新耐震」以後の建物は飛躍的に良くなっており、今後は40年を超えていくと思います。
そして現在の新築住宅は、建物構造自身は100年以上は持ちます。持たないのは、水道管とか水回りなどの部材です。これを定期交換していけば、現在の日本の住宅の寿命は100年を超えて欧米並みになるのは確実です。

決して、日本の住宅の質が悪いというわけではありません。
むしろヨーロッパの築200年以上の住宅は、非常に使いづらいうえ、狭くて、高いのですが、協定とかあって、取り壊し・再建築が難しいのです。
現在の状況であれば日本の住宅事情は欧米に比べてもよいといえます。