新築一戸建てマイスターテスト

12.仲介手数料は無いほうがいい?

仲介手数料とは、売主ではなく仲介会社が契約するときに発生します。主にパワービルダーと呼ばれる戸建分譲大手はこの方式が多いです。
逆にブランドメーカーは売主企業の社員が直接契約する場合があり、この時は仲介手数料がかかりません。
仲介手数料が無いほうが得かといえば、かならずしもそうではありません。売主の社員が契約するときは社員の人件費という形の費用が発生しますので、それが販売価格に入っています。むしろ高くなる場合のほう多いかもしれません。
また、仲介手数料半額とか仲介だけど無償というのは、その裏で費用が動いている場合があります。売れない物件を売るのに値引き額を最初から仲介会社に渡して、それを値引きに使うか仲介手数料に補てんするかです。
仲介手数料が安いか高いかを判断するのは、買いたい物件の総支払額がどうなるかの比較をすべきでしょう。

また、仲介会社はあなたにとってよりよくて安い物件を紹介してくれる場合があります。そうなると個別物件の比較よりも、結果として買った物件の支払額と満足度との比較になります。
売主の営業から仲介手数料がかからないからとか、今買わないとこの物件はもう出ませんという理由で飛びついて買ったら、その近くで無名会社のもっと安くていい物件が仲介で販売されたというケースは日々首都圏のどこかで起きています。