新築一戸建て分譲住宅の常識

14.新築一戸建て分譲は大手業者は少ない

新築一戸建て分譲は、規模が小さいのと地域色が強いので大手業者はあまり多くはできません。

戸建分譲は一団地で10戸以下がほとんどで、価格が3000万以下も多いので、一団地での売り上げがほとんど3億円以下です。売上が3億円以下ですと、最終利益は1000万円無い場合が多いです。これでは大手は割が合いません。

大手業者はマンション1棟1000戸で、売上500億円で最終利益10億円以上というビジネスが得意なので、戸建分譲はあまりやらないのです。

また、あまり儲からないのに、土地は個別性が強いので、必ず現地確認・周辺確認が必要です。1000戸売るとしたら、現場で200件ぐらいですから、マンションの100倍以上手間がかかります。

そのため、戸建分譲は中堅業者・零細業者が多くなっています。また、地元企業が多いのもそのためです。