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新築一戸建て分譲の契約決定要因

投稿日:2018年10月18日

新築一戸建て分譲の契約決定要因の一番は「価格」です。
次いで「立地」になります。この2つが満足されると決定率は50%になります。特に、立地において「住みたい街ランキング」などの人気立地の時は70%を超えます。逆に、不人気で避けられるような立地の時は0%になってしまいます。
そして三番目に「間取り」がきます。
賃貸居住の五人家族の場合には4LDKが必須になり、「価格」「立地」が満足できれば決定率は100%になります。逆に、2LDKとなると四人家族では決定率は0%になります。新築一戸建て分譲は階段があるので、マンションよりも面積で路線価大きくないと使いずらいといえます。そのため新築一戸建て分譲は建物面積で90㎡以上でないと使いずらい間取りとなります。やはり100㎡以上が良いでしょう。
 四番目には「日当たり」がきます。
リビングが明るいのが好かれますが、日当たりで重要なのは洗濯物が乾き、布団が乾くのが最低条件といえます。東京都内で密集地の建物では3階バルコニーでも一日で数時間しか日が当たらないことも多いです。できれば2階にリビングがあるので、そこで日が当たるといいのですが、密集地では無理なので、屋上があるといいです。
 次いで「街並み・周辺環境」がきます。
大型分譲地なら、道路が広くて植栽が豊かで外観デザインがおしゃれな「美しいヨーロッパのような街」が好まれます。また分譲地に公園があると、子供達を安心してあそばせることができます。
 通常の10棟以下の分譲地の場合の周辺環境は、防犯性がまず気になります。空き巣被害が多いと不安です。ゴミを出している間に家に入られて、そのまま居直り強盗になるというケースもあります。そして、子供の小学校の通学路が広く・明るく・人の目が多いかということがあります。そして、徒歩10分くらいでおしゃれで安いスーパーがあると好まれます。
 ここまでが契約決定要因になります。よく勘違いしているのが、「契約必要条件」です。それは耐震性能や省エネ性能などの機能・性能は契約決定要因ではなくて、契約必要条件なので、それがあると契約の前提条件を満たすということで、無くても契約しないことはありません。つまり耐震や省エネだけを売りにしている新築一戸建て分譲はそれだけでは売れないということです。
 同じく「ブランド」も必要条件です。集客効果はありますが、「価格」「立地」などが満たされないと契約には至りません。ただブランドがあると価格の許容範囲が広くなり、高価格
でも「買ってもいい」物件になります。
 つまり「価格」「立地」「間取り」「日当たり」「周辺環境」が戸建分譲の契約決定要因となります。これらを全て満たすと決定率は80%以上になります。

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