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戸建分譲とは

投稿日:2016年12月6日

戸建分譲とはただ単に、「新築一戸建ての分譲」というふうにSUUMOなどが分類してしまったために、戸建分譲の本質が崩れて、その存在価値が崩れています。
戸建分譲とは「美しい街並みの大型分譲」が本質でした。それが2~3区画でも「新築一戸建て分譲」として分類してしまったために、ただ単にローコストの建物が建ってるだけの土地付き新築一戸建てに成り下がっていて、そこに何の付加価値も生まれていません。逆に、日当たりが悪いとか、隣家との距離が近すぎてプライベート性が損なわれたり、延焼の危険が高いとかのデメリットが出ています。
戸建分譲ならではの付加価値は、
① 分譲地内コミュニティ道路や分譲地内公園による絆の形成と子育て環境の良さ。農村共同体の現代版。
②ヨーロッパの街並みにも引けを取らない、植栽などがある美しい街並み。
この2つにつきます。
それと違うものが、東京都内でたまに見かける、土地が50㎡前後で建物が90㎡以下と限界まで小さくした新築一戸建て分譲は「狭小住宅」という種類の住宅です。
 戸建分譲とは、「美しい街並みで、コミュニティ道路で絆が生まれる、子育て家族共同体」と言えます。その意味で少子高齢化対策の決定版とも言えます。
戸建分譲の大型分譲に子育て世代なら誰でも住めるようにして、その中のコミュニティ道路や分譲地内公園は子供の天国で、青空の下を友達と走り回ったり、時には喧嘩したりして心身ともにスクスク育つ。そして、それを見守る親たちは井戸端会議をして、一人で子育てノイローゼになることもない。
 住宅というのは単なる部資材の集合体では無くて、家族が暮らす「ふるさと」です。「ZEH(ゼロエネルギーハウス)」や「低炭素法認定住宅」であるのも良いですが、これらは「手段」であって「目的」ではありません。家族が幸せに暮らし、子供が育つふるさとであることが戸建分譲の目的で最も大切なことです。
このように戸建分譲を専門に研究し、日本にとってかけがえのない住宅として存続させていくことを目的として戸建分譲研究所株式会社を設立しまし。http://www.kodatelabo.jp

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