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住宅ローンの金利が変動・固定の逆転現象に

投稿日:2016年8月18日

住宅ローン利用者で固定利を選ぶ人が増えていて、従来は3割くらいだったのが半分近くの人が固定金利を選んでいます。マイナス金利の影響で10年固定金利が大手銀行でも0.6%以下が出ていて、変動型よりも低くなるという逆転現象がおきているためです。
 三井住友信託銀行などは変動型が0.6%のところ、10年固定が0.35%という低さとなっています。史上最低の超低金利もここに極まった感があります。
 こうなった背景としては、変動型の金利は「短期プライムレート」というものに左右されますが、中小企業向けの貸出金利の目安であるために、下げられないのです。ところが固定金利は「10年国債」の金利に影響されるのですが、これがマイナス金利の影響で下げているために「逆転現象」が起きています。
 この現象はマイナス金利が続く限り、継続されると考えられます。
では、そのマイナス金利はいつまで続けられるかというと、日銀及び政府は当面続けられる限り続けるつもりです。そのため、まだしばらくはマイナス金利であると言えて、住宅ローンの固定金利逆転現象はしばらく続くと考えられます。
 その間は、住宅ローンを借りるなら固定金利が良いといえるでしょう。支払額が固定できて「安心」です。
ただ住宅ローンは様々な商品がありますので、自分でもしっかり勉強して、不動産の担当を通じてファイナンシャルプランナーなどに相談するのが良いです。物件の話しばかりで、ゴリ押しする不動産は要注意です。住宅ローンの組み方が悪くて、金利3%などにしてしまうと総支払額は1000万円近く増えてしまうことがあります。
 史上最低金利である現在は「買い時」で「住宅ローン組み時」であることは確かですので、しっかり勉強して、信頼のおける不動産の担当と相談して、賢い買い物をする時代と言えます。

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